バイク通勤こそ、節約の最たるものだと考えています
7年バイク通勤をしてきたPTが教えるバイク通勤のメリット
まず始めに、僕は7年間、仕事の日は常にバイクで通勤してきました。
1から5年目までは、カワサキのエストレア(250cc 中型バイク)
5年目からは、ホンダのPCX(125cc 原付2種 スクーター)
で通勤してきました。
250ccのバイクは趣味としても用いれて良かったです。
しかし、通勤で用いるなら125ccのスクーターが最強と感じました!!
スーパーカブやモンキー、DAX125の選択肢もありましたが、やはりスクーターの利便性には負けてしまいます。
かっこよさ、楽しさで言えば、マニュアルバイクが圧倒しますが、通勤は利便性を優先するべきだと思います。
(一応、バイク好きなのでマニュアル車をバイク、AT車をスクーターと呼びたいのです)
どちらも含めてメリットデメリットを紹介していきます。
メリット
- 維持費が安い
- 満員電車に乗らなくてもいい
- 停められる場所が多い
1. 維持費が安い
ほとんど、この1点に尽きると思いますが、車に比べると圧倒的に維持費が安いのがバイク通勤のいいところです。
| 項目 | 125cc | 250cc |
|---|---|---|
| 軽自動車税 | 年2,400円 | 年3,600円 |
| 自賠責保険(2年) | 約9,000円 | 約1万円前後 |
| 燃費 | 40〜60km/L | 25〜40km/L前後 |
| 車検 | 不要 | 不要 |
| 任意保険 | 比較的安い | やや高め |
125ccなら、ファミリーバイク特約という制度を使えます。
すでに加入している自動車保険に、125ccも加入してもらえるオプション特約です。台数に関係なく家族全員のバイクをカバーできます。
補償対象は以下の3つ。
- 対人賠償
- 対物賠償
- 自分自身の怪我を補償
これらの補償を使ったとしても保険の等級は下がらないこともメリットの一つです。
ただし、バイク本体の修理費用やロードサービスは対象外です。バッテリー上がりやパンクなどは対象外なので、JAFの加入などが必要です。
JAF:加入費2,000円 年間費4,000円(家族会員は加入費無料 年間費2,000円)
燃費がすごい!!
車なら20km/Lで燃費がいいと言われますが、
- カワサキのエストレアなら 25km/L
- PCX125なら 45km/L
程度は、何も気にせず走っても出せます。
ざっくり年間コストのイメージだと、税金・保険・燃料・消耗品を合わせても年5〜8万円前後に収まるケースが多く、車通勤(年30〜50万円以上)と比べると大きな差になります。
2. 満員電車に乗らなくてもいい
僕の働いている職場は、電車通勤なら1時間半ぐらいかかります。満員電車で、また乗り換えもあるため、毎日が辟易としてしまう辛さです。
よく「電車通勤なら、その時間に勉強できるじゃないか」と言われます。
確かにそれは一理あります。でも、満員電車でスマホを出すスペースすらない状態で、果たして勉強に集中できるでしょうか?
僕の経験では、ぎゅうぎゅうの車内で本を読もうとしても、周りの圧迫感と騒音で全然頭に入ってこなかった記憶しかありません。
それよりも、バイクで通勤して頭をスッキリさせてから職場に着いたほうが、仕事のパフォーマンスがずっと上がりました。朝の風を切って走るだけで、眠気が吹き飛ぶんです。これは本当に、乗った人にしかわからない感覚だと思います。
バイクなら35分程度で着きます。
帰りも同じで、仕事終わりにバイクにまたがった瞬間、気持ちの切り替えができる。「仕事終わった、帰るぞ」という感覚が、電車のときより明確にあります。ヘルメットをかぶる、エンジンをかける、という一連の動作が、ON/OFFのスイッチみたいな役割を果たしてくれるんです。
3. 停められる場所が多い
これも125ccならではの大きなメリットです。
僕の職場(病院)は車でも、バイクでも出勤できるところですが、多くの他の病院や事業所では、車の駐車場はあるが、お客様や医師のみ使えるものが多いと思います。
しかし、バイクの通勤なら許可されていることが多いと思います。ちなみに、訪問の事業所へ転属となった際や出向で他の病院で働くことになったこともありますが、バイク通勤だったおかげで電車やバスで通勤することなく、そのままの通勤スタイルで通勤することができました。
他の先輩方や後輩は、公共交通機関での通勤に帰る人がほとんどで、無理して車で通勤して駐車場代を払う人もいました。
駐車場探しに苦労したことがある方ならわかると思いますが、車は都市部になればなるほど駐車場代が高くなります。月2〜3万円なんてザラです。
バイクの場合、会社の駐車場がなくとも、月額500〜2,000円程度のバイク専用駐輪場が見つかることがほとんどです。職場の近くに格安の場所を見つけてしまえば、もうそれだけで相当な節約になります。
さらに125cc以下は、自転車置き場に停められるケースもあります。職場によっては、建物の横にある自転車置き場を無料で使わせてもらえることもありました。これは中型・大型バイクではまず無理な話です。
コンビニやスーパーへの寄り道もしやすい。ちょっと立ち寄りたいときに、車のように「駐車場どこだ」と探し回る必要がない。これが毎日積み重なると、思った以上にストレスが減ります。
デメリット
メリットばかり語ってきましたが、当然デメリットもあります。7年間通勤してきた正直なところを書きます。
1. 雨の日が辛い
これは避けて通れません。カッパを着ても、靴が濡れる。信号待ちで顔に雨粒が当たる。視界が悪い。
僕が7年間で学んだことは、「レインウェアはいいものを購入すべき」ということです。
最初の頃は、実家にあったカッパを使っていましたが、お腹の辺りから浸水してきて結局びしょ濡れ、という経験を何度もしました。また、ワークマンのちょっとオシャレな登山用のようなレインウェアを使っているときもありましたが、やはりお腹の部分から浸水してくることが多かったです。
そのため、今は防水性の高いのレインスーツの購入を決めました。スペックとしては耐水度20,000m m、透湿度10,000g/m²/24h 以上のものを使っていれば大丈夫です。また、バイク用のレインウェアはダサいためできれば、少し高いですが登山用のレインウェアを買うべきだと思います。少しオシャレなら、雨が降りそうな日(まだ降っていない日)もそれを着て通勤しても不自然ではないので、恥ずかしくないからです。雨が降ってきて途中でレインウェアを着るのは凄く億劫なためです。SPORTS DEPO で安くなっていたTIGORA(スポーツデポのメーカー)のマウンテン用のレインウエアを使っています。上下で15000円程でしたが、着心地が良くて快適さが全然違います。
靴はワークマンのレインブーツで十分でした。
手袋も雨の日用のものを用意する必要がありますが、これが凄く迷いました。雨の日用として売られているものでこれが良いという物がなかなか見つからず、何回も雨の日用のものを考えて買うか迷う日々が続いてました。防水でアクセルやブレーキを握りやすいグローブがあまり見つからなかったので、6年ぐらいは普通の防雨用と書かれた浸水してくるグローブを使って、その都度乾かして使っていました。最近は、Amazonでショーワグローブという完全防水のグローブを使って快適です。
台風や大雨の日は、あまりにきつい場合は素直に電車に切り替えるのが正解です。「バイク通勤=毎日バイク」と縛らず、天気によって柔軟に使い分けるのが長続きのコツです。
2. 夏と冬がきつい
夏の信号待ちは地獄です。直射日光とエンジンの熱が重なって、体感温度がえげつないことになります。
対策としては、メッシュジャケットの着用と、なるべく早い時間に出発することです。真夏の早朝は意外と涼しく、同じ道でも全然違う快適さになります。信号の多い道を避けて、流れのいいルートを選ぶのも有効です。
夏はまだ我慢できるんですが、一番きついのは冬場です。
冬は、指先と足先の冷えが本当につらい。これが本当に辛いです。
僕が住んでいるところは、年に何度かマイナス5℃ぐらいにまでなるのですが、マイナスを切る時は指が痛くなるくらいになります。
そこで電熱グローブを買うのかいつも迷うのですが、年に数日我慢すればなんとか乗り越えられると考えると、我慢してしまいます。7年間踏ん張っています。
この期間だけは、忍耐が必要となります。
3. 飲み会のたびに段取りが必要
飲み会の日は、自ずと電車通勤になります。
しかし、基本、繁華街の方に行くため、公共交通機関が整っていることが多く行く際に、早起きすることが面倒ですが、夜の楽しみのため頑張れます。
帰りは、電車で一本なのでそこまで苦には感じません。
4. スーツがシワになりやすい
これは、病院勤務には関係ないです。
基本、私服で通勤して制服に着替えるので全然問題としません。
辞令式の際にスーツを求められるときなどは少し面倒ですが、ちょっとしわになってもええでしょうと割り切ってます。
7年乗ってきてわかった、バイク通勤を長続きさせるコツ
7年間バイク通勤を続けてきて感じるのは、「気合い」では続かないということです。
大事なのは、無理をしなくても続けられる“環境を整えること”でした。
例えば、雨の日。
これを根性で乗り切ろうとすると、ほぼ確実に嫌になります。
だからこそ、最初から「快適に乗れる装備」を揃えておくことが重要です。
防水性の高いレインウェア、濡れないブーツ、しっかりしたグローブ。
このあたりを揃えておくだけで、「雨だからやめようかな」が「これならいけるか」に変わります。
実際、僕も安いカッパを使っていた頃はびしょ濡れになっていましたが、ちゃんとしたレインウェアに変えてからは、雨の日のストレスが一気に減りました。
通勤を続けられるかどうかは、こういう小さな快適さの積み重ねで決まります。
冬の寒さも同じです。
指先の冷えは想像以上にきついですが、防寒グローブや電熱グローブを使うだけで、別世界になります。
「寒いから無理」が「まぁいけるか」に変わる。この差は大きいです。
そしてもうひとつ大事なのは、“バイクに乗るハードルを下げること”。
ヘルメットやグローブをすぐ手に取れる場所に置いておく、カッパをシート下に常備しておく。
こういった小さな工夫で、「準備が面倒」というストレスを減らせます。
バイク通勤を長続きさせるコツは、頑張ることではありません。
「乗るのが苦じゃない状態」を作ることです。
そのためには、正直なところ“装備に少しお金をかけること”が一番の近道です。
結果的に通勤が快適になり、長く続き、トータルではしっかり節約にもつながります。
エストレアとPCX、どっちが通勤に向いてる?
せっかくなので、僕が7年間乗り継いだ2台について比較しておきます。
| 項目 | カワサキ エストレア(250cc) | ホンダ PCX(125cc) |
|---|---|---|
| 燃費 | 約25km/L | 約45km/L |
| 維持費 | やや高め(任意保険など) | 安い(ファミリーバイク特約可) |
| 荷物 | 少ない(シート下収納なし) | 多い(シート下に収納あり) |
| 高速道路 | 乗れる | 乗れない |
| 取り回し | やや重い | 軽くて楽 |
| 見た目・楽しさ | 圧倒的にかっこいい | 実用的 |
| 通勤向きか? | △ | ◎ |
エストレアは本当に好きなバイクで、今でも乗りたいと思うくらいです。クラシックなスタイルで、走っていて純粋に楽しい。ツーリングにも最高です。
でも通勤で使うとなると、積載性のなさが地味にストレスでした。カッパや着替え、仕事の書類を持ち運ぶには、毎回バッグに詰め込む必要があります。雨の日に路肩でカッパを取り出す作業が、じわじわと面倒になっていきました。
PCXに乗り換えてから、シート下の収納スペースにカッパ・折りたたみ傘・充電ケーブルを常備できるようになって、通勤がぐっとラクになりました。
「バイクで通勤したい」という方には、迷わずスクーターをおすすめします。楽しさより利便性。通勤はそれに尽きます。楽しさは週末のツーリングで発散しましょう。
まとめ
7年間バイク通勤を続けてきて、正直に言って後悔したことは一度もありません。
節約という面でも大きなメリットがありますが、それ以上に「自分の意思で通勤している」という感覚が、日々の仕事への向き合い方を変えてくれました。
満員電車に揺られて消耗する毎日と、風を切って自分で職場へ向かう毎日。
どちらが自分に合っているかは、実際にやってみるとよく分かります。
もちろん、雨の日や冬の寒さなど、楽ではない部分もあります。
それでも、「今日も乗ったな」と思えるあの感覚は、何年経っても変わりません。
もし今、通勤にストレスを感じていたり、少しでも「バイク通勤ってどうなんだろう」と思っているなら、まずは一歩踏み出してみてください。
原付2種からでも十分です。
通勤は毎日のことだからこそ、変える価値があります。
あなたの通勤が、ただの移動時間ではなく、ちょっとした楽しみになるかもしれません。
ブログ運営者より 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。バイク通勤は、最初の一歩を踏み出すまでが一番ハードルが高いと思います。でも、続けてみると「あの頃に始めてよかった」と思える日が必ず来ます。免許取得や車種選びで迷ったときは、気軽にコメントやお問い合わせから声をかけてみてください。一緒に考えます!